先日、猫を連れて初めて引っ越しをしました。
引っ越しをする時って、役所に行ったりいろいろな申請や手続きをしたり、ここぞとばかりに断捨離したり…と結構バタバタと忙しいですよね。
そんな中、私には心配事がありました。
それは我が家の愛猫ろんちゃんです。
猫は家につく
なんてことわざがありますが、猫にとって環境の変化はかなりのストレスになります。
引っ越しをしたことが原因で体調を崩したり、脱走してしまう猫も多くいるそうです。
これから待っているであろう新居での新しい生活。
猫と共に楽しく過ごしたいですよね!
ということで、我が家で実践した猫になるべくストレス少なく新居に慣れてもらう方法をご紹介します!
猫との新生活で気をつけること
我が家の猫ろんちゃんは2日ほどで新居に慣れることができました。
一般的に猫がどれくらいの日数で新居に慣れることができるかというと、その猫の性格によるとしか言いようがないと思います。
ろんちゃんのように数日で慣れる猫もいれば、1週間くらい警戒し続けてしまう猫もいるかもしれません。逆に全く物怖じせず初日からリラックスモードで過ごすツワモノ猫もいるかもしれませんね。(ちなみに私の伯父の猫はこのタイプです笑)
猫は環境の変化に敏感なので、どんな猫でもなるべく猫のストレスを軽減させてあげることが大切です。
気をつけるべきポイントは
- 猫が安心できるケージまたはキャリーバッグなどに入れてあげる
- お気に入りの毛布やタオルなどを用意してあげる
- 猫を無理矢理ケージやキャリーから出さない
- 無闇におやつなどで釣らない
- 猫の気持ちに任せる
以上の5つです。
いちばんやってはいけないことは猫を無理矢理新居に慣れさせようとすることです。
ケージの中から無理矢理引っ張り出したりすると余計に猫の警戒心を強めてしまいます。
また、おやつで釣ってケージから出すのも良くないです。緊張している状態の猫におやつを無闇に与えてしまうとお腹が緩くなってしまう原因になりかねません。
猫の気持ちに任せ、猫が自分から新居を安全な場所と認識するまで飼い主はじっと待ちましょう。
ろんちゃん現在の様子
この記事を書いている現在、引っ越しをて2週間ほど経っているですが、ろんちゃんはすっかり新居に慣れたようでリラックスモードです。
引っ越しをして2日目くらいまではかなり神経質な様子でしたが、3日目くらいからはすっかりリラックスモードです。
思っていたよりも早く新居に慣れた様子で飼い主は安心しました。
現在のろんちゃんの指定席はリビングの窓辺です。
お気に入りのふかふかマットに重ねたホットマットの上で毎日日光浴をして毛づくろいをしています。
実に猫らしい日々を送っています。
引っ越し初日 ケージが大活躍!
引っ越し初日、ろんちゃんはずっとケージの中にいました。
ろんちゃんはケージの中を自分の場所と認識しているので、いちばん安心・安全な場所なのです。
我が家では普段から猫をケージで寝かせています。猫をケージで寝かせるメリットはこちらをご覧ください。
上記の記事でも紹介していますが、猫をケージで寝かせることで猫がケージの中は自分場所と認識してくれます。それは飼い主にとっても猫にとってもWin-Winなことなのです。
特に今回のように引っ越しをするときや、災害時なども猫がケージで寝ることに慣れていれば、猫のストレスを軽減させてあげることができます。
災害時の備えについてはこちらに詳しく書きました。
猫をケージに入れるメリット
引っ越しの時に猫をケージの中に入れておくのは、猫にとっても飼い主にとっても都合が良いのです。
猫からすると
- 自分のテリトリーがあり安心できる
- 知らない人から隠れられる
- 安全
飼い主からすると
- 脱走防止
- 猫が安心していればヒトも安心
- バタバタと忙し中、猫を気にかけなくて済む
普段からケージで寝ているろんちゃんは、神経質にこそなってはいたものの、ケージの中の隅のほうで小さくなりながらバタバタと作業する私達を観察していました。
ケージの中は自分の場所と認識してくれているおかげて、静かにケージの中に入っていてくれたのです。
また、引っ越し作業中は玄関の扉や窓を開けっ放しにしてしまうので、ケージの中にろんちゃんを入れることで脱走防止になり私も安心して作業できました。
ケージがない!そんな時は
猫をケージに入れる習慣がなく、ケージを持っていない!というご家庭もあるかもしれません。
猫を入れるケージがない場合は、荷物を取り出したダンボールの中にお気に入りのタオルや毛布などを入れて、簡易的な猫の居場所を作ってあげるといいかもしれません。
猫は本能的に狭いところが安心します。
簡易的にでも猫の居場所を作ってあげることで、慣れない環境に来た猫を安心させてあげましょう。
猫がダンボールの中を嫌がる様なら、洗濯ネットの中に入れてあげてもいいかもしれません。
少なくとも引っ越し作業中は猫の脱走防止のために、猫はどこかに入れておきましょう。
引っ越し初日の夜
引っ越し作業が終わってからはケージの入り口を開け、ろんちゃんが好きに出入りできるようにしていたのですが、しばらくケージから出て来ませんでした。
この時、無理に猫をケージから引っ張り出すのはやめましょう!
猫自身が「ここは安全な場所だにゃ」と認識して出てくるまではそっとしておいてあげましょう。
無理に引っ張り出すのは猫のストレスになってしまい、新居になかなか慣れない原因にもなってしまいます。
飼い主は知らん顔して荷物を片付けます。
そして、夜になり恐る恐るケージから出てきたろんちゃんの様子がこちら。
完全に腰が引けてます。
そして、なんか長い。
山積みのダンボールの臭いをかいで、またすぐにケージの中に戻ってしまいました。
食欲もないようで、朝からカリカリも水も口をつけていませんでした。
猫の様子がとっても心配ですが、飼い主はここはグッと堪えます!
猫の気持ちに任せます。
無理に飼い主が手を出したりおやつで釣ったりするのは逆効果です。
引きこもりの息子を見守るような気持ちでこの日は過ぎました。
2日目 そろりそろり
新居でもろんちゃんはケージの中で寝かせています。
というよりも、初日はケージから全く出て来なかったのでそのままケージの中で寝ていたという感じですが…。
翌日、ケージを開けてろんちゃんのタイミングでケージから出られるようにしておきました。
すると、そろりそろりとケージから出て来て家の中の臭いを確認して回り、そろりそろりと初めての階段を登り2階の確認をしていました。
その間に ピンポーン と業者の訪問や来客があると一目散にケージの中に隠れる、ということを繰り返しました。
そして夜になるとやっと安心したようで、この状態。
転がる飼い主を枕にしてくつろいでいました。
お疲れのようですね。
人間も猫も引っ越しは大変です。
さいごに
以上がろんちゃんとの初めての引っ越しの様子です。
新しい環境に慣れるまで、人間も猫も緊張した状態が続いてしまいますが、慣れてしまえばいつもの日常に戻ります。
我が家も引っ越しから2週間たち、やっと通常の生活になりました。
猫と楽しく新居での生活を送るために、猫になるべくストレスがかからないように飼い主が配慮してあげることは大事なことですね。