猫を飼っている皆さん、
猫のおしり拭いてますか?
私はというと、猫のおしりを拭くことは諦めました。
なぜ尻にうんこをつけたまま堂々としていられるのか
人間ならトイレの後必ずおしりを拭きますね。
なぜ拭くのか?
下着が汚れてしまうから。
臭いがするから。
汚いから。
では、猫はどうでしょう。
自分では拭きません。
正しくは拭けないですね。猫は人間の様に紙で拭いたりできませんから。
そのかわり、自分でペロペロ舐めてきれいにすることはあります。
しかし、だいたいはおしりにうんこが付いていても気にせず、むしろ堂々としています。
人間ではとても考えられません。信じられません。
自分の臭いは匂わせるもの
猫に限らず、動物にとって臭いは自分を相手や敵に知らせるためのものです。
自分の臭いを匂わせて、縄張りや強さを示します。
だからうんこが多少付いていても気にしません。
むしろ堂々としているのです。
あぁ…おやめください
猫は堂々としていますが、人間からすると気になりますね。
あぁ…そのおしりでテーブルの上に座らないで…
あぁ…布団の上に乗らないで…
猫がしっぽをピンと立てて歩いている後ろ姿。
そのおしりにうんこが付いているのを発見した時には気にせずにはいられません。
代わりに拭いてやろう!
もうこうなったら拭いてやろう!
と、猫のおしりを拭こうとすると…
めちゃくちゃ嫌がられます。
全力で抵抗されます。
大体の猫はしっぽを触られるのが嫌いです。
お尻を拭くためにしっぽをを上にクイっと持ち上げた時点で全力で抵抗されることでしょう。
その全力の抵抗を無視して無理やり拭くと、
「大事な尻の穴が大変なことにーー!!」
とでも言ってるかのように、一心不乱にペロペロしだします。
神経質にならなくて大丈夫!
ある時、私は力尽きました。
猫のおしりに付いたうんこを拭こうと猫を追い回すことに疲れたのです。
何より、
神経質にならなくても良い
ということに気付きました。
猫がトイレに入り、うんこをする素振りをみせたらおしりふきを手に持ちスタンバイし、出てきた猫を追い回す。
猫にとっても人間にとってもストレスでしかありませんでした。
拭かなくても平気
猫が普通に生活をしている状況では、おしりの穴はキュッと締まっています。
そのため、座ったときなどは地面におしりの穴が直接くっついていないのです。
意外とおしりの穴は見えませんね。
ですから、神経質になって猫のおしりを拭かなくてもおしりにに付いたうんこをその辺に付けられていまう、という心配は少ないのです。
猫のうんちは固め
猫のうんちは人間からすると少し固めです。
健康なうんちをしている猫であれば、硬めのうんちでキレも良いです。
神経質におしりを拭かなくても意外とおしりが汚れていないことが多いです。
猫にとってもストレス
また、無理やりおしりを拭かれることは猫にとってもストレスになります。
そもそも猫はグルーミンといって全身をペロペロと舐めてきれいにする習性があるので、人間があえて拭かなくても猫自身がきれいに舐めていることもあります。
おしりを拭いてあげたほうが良い場合
しかし、場合によってはおしりを拭いてあげたほうが良いこともあります。
下痢ぎみのとき
何らかのの原因で猫が下痢をしてしまっている時は、おしりが汚れている可能性が高いです。
ろんちゃんも以前、ウェットフードが合わず下痢をしてしまったことがあったのですが、その時はおしりがかなり汚れていました。
特にお尻周りの毛に下痢が付いてしまうことが多いので、そういった場合は拭いてあげましょう。
長毛種の場合
長毛種の猫の場合は、健康なうんちをしていても毛に付いてしまうことがあります。
毛に付いてしまったら拭いてあげるか、お尻周りの毛は少しカットしてあげると良いでしょう。
おしりを床に擦っていた場合
猫がトイレの後におしりを床に擦りつけていたら要注意です。
おしりが痒いときや違和感がある時にそういった行動をする事が多いのですが、その場合は寄生虫がいる可能性があります。
寄生虫やその卵がおしりに付いていないか、うんちに混ざっていないかなどを確認して動物病院に行きましょう。その時、うんちも持っていくと病院で検査しやすいです。
グルーミングできない場合
怪我や病気などで猫自身でグルーミングできない場合も、必要に応じて拭いてあげると良いでしょう。
猫のおしりの拭き方
猫のおしりを拭かなければならない時は、優しく拭いてあげましょう。
拭くものは柔らかい素材の物が良いです。
- 赤ちゃん用のおしりふき
- 猫用のウェットシート
- 濡らしたタオルやガーゼ
以上のような物が良いでしょう。
猫が舐めてしまうことを考えて、アルコール入のウェットティッシュはやめましょう。
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私は赤ちゃん用のおしりふきで拭いていました。おしりに優しい柔らかさと成分で、人間の赤ちゃんだけでなく、猫にも優しいです。
猫のしっぽを持ち上げて、おしり周りについた汚れを拭き取ってあげます。
この時、無理やりしっぽを掴んだり引っ張ったりしないようにしましょう。
しっぽは神経が集中している部分でもあるので、痛めてしまう可能性があります。
猫があまりにも嫌がって抵抗するようであれば諦めてください。
さいごに
猫のおしりは
神経質になって拭く必要はありません。
トイレの後は必ずおしりを拭く私たち人間からすると信じられませんが、猫はそんな小さな事は気にしません。
むしろおしりにうんこが付いていても堂々としています。
おしりは猫自身でグルーミングをしてきれいにしますし、気にするほど汚れていません。
人間が神経質になっておしりを拭こうとするほうが、猫にとってストレスになります。
猫との暮らしにおいて、人間は諦めが肝心なのです。