猫を飼っている方なら一度は被害にあったことがあるでしょう。
猫の爪とぎ被害に。
爪とぎは猫にとって大切な習慣と分かっていても、大事な家具やインテリアなどで爪とぎをされるとショックですよね。
特に爪とぎをされると精神的ダメージが大きいのはソファです。我が家でもソファは爪とぎとおしっこの被害にあいました。
そんな我が家では、新居への引っ越しを機にソファを新調しました。
新しいソファを選ぶときに重視した、爪とぎ被害を少なくするためのソファ選びのポイントをご紹介します。
新しいソファがやってきた!
引っ越しをして少し落ち着いた頃、注文していたソファが届きました!
大きさは三人掛け
素材は座面と背面が本皮でできているソファです。
ソファが届くまでの間、しばらくソファなし生活を送っていたのですが、立ったり座ったりする時の足腰の負担を考えると、やはりソファがあったほうが楽ですね。
我が家の猫 ろんちゃんも新しいソファに興味津々です。
今まで使っていたソファ
今まで使っていたソファは経年劣化と爪とぎ、そしておしっこの被害によりボロボロになっていました。
それがこちらです。
素材が合皮のため、経年劣化により表面がポロポロと剥がれてしまい、それを防ぐためにソファカバーをつけていました。
さらに、おしっこの被害により臭いが染み付いてしまったため、ソファ本体にペットシーツを貼り付けるという有様です。
しかし、おしっこの臭いが染み付いたソファ本体にペットシーツを貼り付けるという方法は意外と臭い対策には効果を発揮しました。
詳しくはこちらからご覧ください。
経年劣化のポロポロと直に貼り付けたペットシーツを隠すためににソファカバーを付けていたのですが、それが爪とぎの被害にあい、糸がピロピロ飛び出ていましました。
6年近く使っていたボロボロソファは現在、旦那の部屋(仮)に置かれています。
大物家具は捨てるのもお金がかかるので、なかなか捨てられないです…。
猫が爪を砥ぎたくなるものとは
なぜ猫は大事な家具やインテリアでバリバリと爪をといてしまうのでしょう。
それはズバリ猫が爪をとぎたくなる素材だからです。
猫が思わず爪をとぎたくなってしまう素材とは、爪が引っかかりやすい素材です。
具体的には
- 目の粗い布
- ダンボール
- 畳
- ザラザラした壁紙
などです。
特に目の粗い布が多く使われる物がカーテンやクッション、そして布製のソファなどです。
これらの物は猫の爪とぎ被害報告をよく聞きますね。
爪とぎ被害を少なくするソファ選び
上記のことを踏まえると、猫を買っている家庭で最も選んではいけないソファのタイプは布製のソファといえます。
ツイードの張地のソファなんて可愛くて欲しいな〜なんて思ってしまいますが、大変危険です。
ツイードのように織り目の粗い布地はあっという間に爪とぎ被害にあってしまいます。
布製のソファは選ばないのが無難です。
本皮のソファを選ぼう!
猫の爪が引っかかりにくく耐久性のある素材、ということで私がソファ選びの候補に絞ったのは本皮のソファです。
皮ならば布と違い、猫の爪が引っかかりにくいので爪とぎ被害を抑えることができるのでは?!と考えました。
また、以前使っていたソファは合皮だったため、経年劣化により3〜4年ほどで表面がポロポロしてしまったので、合皮は候補から外しました。
補足ですが、合皮とは合成皮革のことで本皮に似せて作られた素材です。最近は合皮も様々な種類のものがあり、耐久性が高い素材やひっかき傷に強い素材などがあったりします。しかし素材の特性上、3〜4年ほど、長くても5年くらいで劣化してしまうという欠点があります。
その点、本皮はその名のとおり動物の皮(ソファは牛皮が多いです)なので手入れ次第では一生使えるものです。人間の肌の様に乾燥するとひび割れてしまったり、汚れをそのままにするとその部分が劣化したりしてしまいますが、しっかりメンテナンスをすれば長く使えるのです。
本皮のデメリット
しかし、本皮のソファにもデメリットがあります。
- 値段が高い
- おしっこをされたら洗えない
- 爪とぎをされたら精神的ダメージが大きい
爪とぎをしにくい素材とはいえ実際に爪をとがずにいられるかというと、それは猫の気分次第としか言いようがありません。
人間の思惑通りにいかないのが猫なのです。
猫がいる家庭でソファを買うのは一か八かの賭けのようなものなのです。
新しいソファを選んだら、家に届くまで猫が爪とぎをしないことを祈り、猫様の気分にゆだねましょう。
無闇に爪とぎをさせない対策
とはいえ爪とぎ被害は最小限に抑えたいですね。
我が家で実践している方法は
こまめに爪を切る
ことです。
ろんちゃんはだいたい1週間に一度くらいの頻度で爪を切っています。
全部の爪ではなく、伸びている爪を切る程度です。
爪をこまめに切っておくことで、どこかで爪とぎをしてしまっても傷が浅く済むのです。伸びて尖っている爪よりも短く切られている爪のほうが傷が付きにくいというわけです。
また、爪が短いことで猫自身も爪とぎをしたいという気持ちが薄くなるのか、ろんちゃんはあまり爪とぎをしません。
爪をとぎやすそうなダンボールなどを見つけると、爪とぎをしていることがありますが、普段はあまり見かけません。
これは猫の性格によるものかもしれないのですが、こまめに爪を切ることは無闇に爪とぎすることを防ぐのに一定の効果があると言えると思います。
現在のソファの状態
今のこところ、ろんちゃんはソファで爪とぎをすることなくで静かに寝ています。
たまにソファの背面で爪を立てて2、3回バリバリとやっているのを見かけますが、現段階では傷はついていなそうです。
これからどうなるか分かりませんが、経過はこの記事に追記していきたいと思います。
新しいソファを長く使えるよう、ろんちゃんにはこのまま爪をとがずにいてほしいものです。
さいごに
以上、猫に爪とぎをされにくいソファ選びのポイントと猫がいる家庭のソファ事情でした。
どうしてもソファでの爪とぎを辞められない猫がいるという方は、いっそうの事ソファを無くしてしまうというのも手かもしれませんね。
ただ、やはりソファがある生活は足腰の負担を考えても快適なので、今回ご紹介したポイントを参考にソファを選んでいただければと思います!
【2021.4.30追記】
ソファを購入して1年4ヶ月ほど経過しました。
一体ソファは無事なのか……。
その後の様子はこちらからご覧ください↓↓↓
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